こんにちは、あつろうです。
このブログは、「これから株式投資を始めたいと思っている人」、
投資初心者で、「これから投資家として成長したい人」、に向けて、
【株式投資初心者が利益を上げるまで】を目的として、
株式投資に役に立つ知識や、ノウハウを発信していきます。
今回のテーマ 株価の割安性を判断する【中期投資におけるPERの活用方法】
です。
株式投資について勉強していると、良くPERという言葉が出てきます。
PERは、一般的には、その倍率が低いほど割安株とされる指標です。
しかし、この数値は色々と気を付けて見なければならないポイントがあります。
以下の内容に沿って、PERを説明していきます。
・PERについて
・PERの使い方
・PERの注意点
・中期投資におけるPER活用方法
PER、、、横文字系か、、、と思ったそこのあなた!大丈夫です。ぼくも同じ気持ちでした。
そして先に結論をお伝えすると、ぼくはPERをそこまで重要視していません!
しかし、概念としてはとても重要ですので、株式投資を行う上ではマストで押さえておく指標と思います。
なぜ重要視しないのか、理由と共にPERについて深堀していきたいと思います。
PERについて
そもそもPERとはなんぞや
PERとはPrice Earnings Ratioの略で、株価収益率のことを指します。
「株価に対してどのくらいの利益を生み出すことができているのか」を数値かしたものとなります。
、、、、って言われても「?」ですよね。
端的に言うと、ズバリ 株価の割安性(人気の度合い)を表す指標の一つです。
一般的には、PER15倍以下や20倍以下、といった数値で、
割安株と判断される場合が多いです。
PERの計算式
すみません。大層な画像にしてしまいましたが、シンプルです。
PER = 株価 ÷ 1株益
で表すことができます。
(1株益とは ⇒ 株価 ÷ 発行済み株式数)
<PERの例>
株価2,000円 / 1株益 100円
PER = 2000 ÷ 100 = 20(倍)
1株益も、PERも 四季報に乗っていますので、基本自分で計算することはあまりないのでご安心ください。
PERの注意点
市場、業界平均と比較することが重要
東証一部に上場している企業は、現在約2,160社あります。
東証一部のPERの平均は約20倍なのですが、市場や業種によってPERの平均が異なります。
例えば、銀行業界のPERは、平均10倍程度です。
現在の日本は長期低金利時代のため、お金を貸すことで利益を上げている銀行は、
高い利益を出せる環境下にありません。
そういった意味で、投資家からの人気は低く、PERは東証一部と比べても半分くらいのPERになっているわけです。
一方、マザーズ市場の場合、こちらはPERの平均値がそもそも高いです。
マザーズ市場は、ベンチャー企業向けの市場となっており、東証一部へのステップアップを視野に入れた成長企業が多く存在しています。
そのため、今後成長する見込みのある企業が多く、将来の値上がりを期待して、現状の業績以上の投資マネーが流入するケースが多々あります。
PERは100倍以上の企業がたくさんあります。
このように、PERを使って割安株を狙う場合は、「業界平均、市場平均と比べてどうなのか」を見ることが重要です。
PERの業種別の平均数値は、検索すればすぐに出てきます。
例としては、以下のサイトを載せておきます。
http://wariyasukabu.com/per/per-top.html
割安すぎるPER株には注意
例えば、PERが5倍の銘柄があり、その内訳は、以下の通りとします。
PER : 5倍
株価 : 100円
1株益 : 20円
この場合、PER5倍でお得だから買いだ!!とはならないでください。
まずは、「株価が100円になっていることを疑う」ことが大事です。
株価が下がるには、それなりの理由があります。
現状は利益が出ているが、今後の見通しが良くなく、それを織り込み株価が下がっているなど、、、PERが極端に低い場合は、どちらかというと悪いケースの方が多いため、注意が必要です。
中期投資におけるPER活用方法
色々とPERについて述べておいて大変恐縮なのですが、、、
中期投資に用いる場合、PERは「極端に人気になりすぎてないか(株価が高騰してないか)どうかをチェックする」だけで良いと思っています。
割安株を仕込み、値上がりをひたすら待ち続ける手法は確かにあると思いますが、
これは、長期投資寄りの手法で、あまり投資期間や効率を考えていないものになります。
あくまでぼくの投資スタイルは中期投資なので、その他の指標やテクニカル分析を行い、
ある程度決められた期間の中で、キャピタルゲインを求めて売買を行います。
なので、ファンダメンタルの指標の一つしてPERはチェックしますが、中期投資は割安性だけでは株は買えないので、そこまで重要視していないです!
ぼくはあくまで、人気になりすぎていないかどうか、をチェックする指標として活用しています。
中期投資の投資期間については、以下で詳しく説明してますので、ご参考までに。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ポイント
・PERについて : 割安性の判断する指標
・PERの使い方 : 20倍以下くらい基準とする
・PERの注意点 : 市場、業界平均と比較する
・中期投資におけるPER活用方法 : あんま見ない!
最終的な結論があんま見ない!なのですが、
概念としては、非常に重要でありますし、ぼくもまだまだ活用しきれていない部分もあるかと思います。
銘柄選定の上で、他にもたくさん見るべき指標がありますが、
そういった指標との組み合わせで、PERが低い銘柄があれば、それは買いのチャンスなのかもしれません。
今後の実売で、PERについても意識して売買し、結果を検証してまた記事を書きたいと思います。