こんにちは、あつろうです。
このブログは、「これから株式投資を始めたいと思っている人」、
投資初心者で、「これから投資家として成長したい人」、に向けて、
【株式投資初心者が利益を上げるまで】を目的として、
株式投資に役に立つ知識や、ノウハウを発信していきます。
今回のテーマ テクニカル分析2【移動平均線(MA)編】 です。
中期投資のチャート分析において、移動平均線も見逃せない指標の一つです。
移動平均線を深堀し、実践的にどのように活用していくのか、
以下に沿って、書いていきたいと思います。
・移動平均線の定義
・良く耳にするゴールデンクロスとは
・中期投資における移動平均線の活用術
以前の記事で書いた上昇トレンドと組合せて活用することで、より根拠のある売買を行うことができます。
基本的な部分なので、しっかりとマスターしてください。
移動平均線の定義
移動平均線(Moving Average 略してMAといいます)は、
一定期間の価格の終値の平均値を繋ぎ合わせた線のことです。
上記の「一定期間」は、表示するチャート期間によって異なり、以下の種類があります。
日足 : 5日、25日、75日、100日、200日
週足 : 9週、13週、26週、52週
月足 : 6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月、60ヶ月
例えば、5日間の移動平均線の場合
直近5日間の株価の終値の平均値が、その日のMA線を作る価格の一つになり、
以下の表のようになってきます。
例)週足チャート 移動平均線
要は、株価の方向性を線で表現したグラフです。
期間が短ければ、直近の株価傾向を表し、
期間が長ければ、より全体的な株価動向がわかるといった補助線になっています。
良く耳にするゴールデンクロスとは
短期の移動平均線が、中期や長期の移動平均線を下から上に突き抜けることを言います。
良く使われるのが、日足チャートにおける25日移動平均線が、75日移動平均線を下から抜けるタイミングがあります。
このチャートが現れた場合、トレンドが上昇に転換したサインとして、買いのシグナルとされる、、、と一般的なチャート入門書には、ほぼ全て記載されているかと思います。
例)25日線が75日線を下から抜ける
逆に、デッドクロスと呼ばれるものもあります。
下降トレンドに入ったとされる指標で、短期の移動平均線が、
中期や長期の移動平均線を上から下に突き抜けることを言います。
中期投資における移動平均線の活用術
ぼくは、ゴールデンクロスは、特に意識していません。
あくまで中期投資(数週間~数カ月の売買)のスタンス、
サラリーマンが週末に株価動向をチェックするレベルのため、
細かいタイミングを狙う売買は中々難しいです。
また、ゴールデンクロスがよく使われる日足チャートの値動きは、
機関投資家などの売買によって、全く予想ができない値動きをする点で信頼性が薄いです。
週足チャートで、全体的な方向感、トレンドをつかみつつ、
良きタイミングで売買を行うことが中期投資の投資スタイルです。
その中で、移動平均線を活用する場合は、支持線の役割として使うことが多いです。
では具体的な例でみていきたいと思います。
↑の図は、週足チャートです。
〇部分 52週移動平均線に差し掛かる部分で、株価が反転しているポイントがいくつかあります。
このチャートは、52週線がかなり意識され、それによって株価の下値が支えられていると見ることができます。
なので、次に52週線に株価がさしかかりそうなタイミングで、
株価反転を狙って売買を仕掛けていくことが可能と思います。
上図の一番右の方の〇ポイント
この部分に差し掛かる前に、MA線の戦略があれば、
「上昇トレンドの中で、次の安値切り上げポイント」 + 「 MA線と交わる部分」
と作戦を立てて、反転ポイント購入することができていたかもしれません。
(しかし!この値下がっている部分は、コロナが出た3月に全体が大幅に下落したタイミングだったので、たぶん買えないですね、、、)
MA線は、52週が支持線になっていたり、26週線に沿った動きをしていたり、
MA線が全く意識されていない上昇トレンドチャートなど、様々あります。
チャート分析の中で、MA線が売買根拠になりえるかどうか、を見ていくことが大事です。
そして、これらの売買根拠が多ければ多いほど、より強い売買ができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ポイント
・移動平均線の定義 : 一定期間の価格の終値の平均値
・ゴールデンクロス : あくまで参考までに。
・移動平均線の活用術 : 支持線として機能しているか見よう!
繰り返しになりますが、MA線の根拠だけでは、とても薄い売買になってしまいます。
例えば、以前の記事でお伝えした、上昇トレンド中の次の安値になりそうなポイントで、
MA線がうまく重なるようなチャートだと、より強い売買ができると思います。
過去のチャート分析についても、以下に載せておきます。
テクニカル分析1【<超初級編> 中期投資のチャート分析方法】
基本的なチャート分析は、上昇トレンド、MA線に加え、水平線があります。
これらの組み合わせていき、最適なタイミングを狙っていくのが中期投資の基本です。
水平線については、また別の記事で書いていく予定です。
ボリンジャーバンド、MACD、ゴールデンクロス、、、、
これらの良く耳にするチャート分析手法は、もう少し短期売買よりのものになりますので、
サラリーマン個人投資家にとっては、個人的には気にしなくて良いと思っています。