投資の手法

テクニカル分析3【移動平均線(MA)編】

 

こんにちは、あつろうです。

 

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 初めての方はコチラもどうぞ    

 

今回のテーマ テクニカル分析2【移動平均線(MA)編】 です。

 

中期投資のチャート分析において、移動平均線も見逃せない指標の一つです。

 

移動平均線を深堀し、実践的にどのように活用していくのか、

以下に沿って、書いていきたいと思います。

 

・移動平均線の定義

・良く耳にするゴールデンクロスとは

・中期投資における移動平均線の活用術

 

以前の記事で書いた上昇トレンドと組合せて活用することで、より根拠のある売買を行うことができます。

基本的な部分なので、しっかりとマスターしてください。

 

移動平均線の定義

 

移動平均線(Moving Average 略してMAといいます)は、

一定期間の価格の終値の平均値を繋ぎ合わせた線のことです。

上記の「一定期間」は、表示するチャート期間によって異なり、以下の種類があります。

 

日足 : 5日、25日、75日、100日、200日

週足 : 9週、13週、26週、52週

月足 : 6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月、60ヶ月

 

例えば、5日間の移動平均線の場合

直近5日間の株価の終値の平均値が、その日のMA線を作る価格の一つになり、

以下の表のようになってきます。

 

 

例)週足チャート 移動平均線

 

要は、株価の方向性を線で表現したグラフです。

期間が短ければ、直近の株価傾向を表し、

期間が長ければ、より全体的な株価動向がわかるといった補助線になっています。

 

良く耳にするゴールデンクロスとは

 

短期の移動平均線が、中期や長期の移動平均線を下から上に突き抜けることを言います。

良く使われるのが、日足チャートにおける25日移動平均線が、75日移動平均線を下から抜けるタイミングがあります。

このチャートが現れた場合、トレンドが上昇に転換したサインとして、買いのシグナルとされる、、、と一般的なチャート入門書には、ほぼ全て記載されているかと思います。

 

例)25日線が75日線を下から抜ける

 

逆に、デッドクロスと呼ばれるものもあります。

下降トレンドに入ったとされる指標で、短期の移動平均線が、

中期や長期の移動平均線を上から下に突き抜けることを言います。

 

 

中期投資における移動平均線の活用術

 

ぼくは、ゴールデンクロスは、特に意識していません。

あくまで中期投資(数週間~数カ月の売買)のスタンス、

サラリーマンが週末に株価動向をチェックするレベルのため、

細かいタイミングを狙う売買は中々難しいです。

 

また、ゴールデンクロスがよく使われる日足チャートの値動きは、

機関投資家などの売買によって、全く予想ができない値動きをする点で信頼性が薄いです。

 

週足チャートで、全体的な方向感、トレンドをつかみつつ、

良きタイミングで売買を行うことが中期投資の投資スタイルです。

その中で、移動平均線を活用する場合は、支持線の役割として使うことが多いです。

では具体的な例でみていきたいと思います。

 

 

↑の図は、週足チャートです。

〇部分 52週移動平均線に差し掛かる部分で、株価が反転しているポイントがいくつかあります。

 

このチャートは、52週線がかなり意識され、それによって株価の下値が支えられていると見ることができます。

なので、次に52週線に株価がさしかかりそうなタイミングで、

株価反転を狙って売買を仕掛けていくことが可能と思います。

 

上図の一番右の方の〇ポイント

この部分に差し掛かる前に、MA線の戦略があれば、

「上昇トレンドの中で、次の安値切り上げポイント」 + 「 MA線と交わる部分」

と作戦を立てて、反転ポイント購入することができていたかもしれません。

(しかし!この値下がっている部分は、コロナが出た3月に全体が大幅に下落したタイミングだったので、たぶん買えないですね、、、)

 

MA線は、52週が支持線になっていたり、26週線に沿った動きをしていたり、

MA線が全く意識されていない上昇トレンドチャートなど、様々あります。

チャート分析の中で、MA線が売買根拠になりえるかどうか、を見ていくことが大事です。

そして、これらの売買根拠が多ければ多いほど、より強い売買ができます。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

ポイント

・移動平均線の定義  : 一定期間の価格の終値の平均値

・ゴールデンクロス  : あくまで参考までに。

・移動平均線の活用術 : 支持線として機能しているか見よう!

 

繰り返しになりますが、MA線の根拠だけでは、とても薄い売買になってしまいます。

例えば、以前の記事でお伝えした、上昇トレンド中の次の安値になりそうなポイントで、

MA線がうまく重なるようなチャートだと、より強い売買ができると思います。

過去のチャート分析についても、以下に載せておきます。

 

テクニカル分析1【<超初級編> 中期投資のチャート分析方法】

テクニカル分析2【超基礎「上昇トレンド」編】

 

基本的なチャート分析は、上昇トレンド、MA線に加え、水平線があります。

これらの組み合わせていき、最適なタイミングを狙っていくのが中期投資の基本です。

水平線については、また別の記事で書いていく予定です。

 

ボリンジャーバンド、MACD、ゴールデンクロス、、、、

これらの良く耳にするチャート分析手法は、もう少し短期売買よりのものになりますので、

サラリーマン個人投資家にとっては、個人的には気にしなくて良いと思っています。

 

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