こんにちは、あつろうです。
このブログは、「これから株式投資を始めたいと思っている人」、
投資初心者で、「これから投資家として成長したい人」、に向けて、
【株式投資初心者が利益を上げるまで】を目的として、
株式投資に役に立つ知識や、ノウハウを発信していきます。
今回のテーマ 国債買います【中長期投資必須案件!?】 です。
国債と聞くと、あまり身近に感じない方も多いかもしれないですが、
今実はチャンスなんじゃいかなーと思っている相場です。以下に沿って解説していきます。
・国債とは
・国債の売買方法おすすめ(ETF)
・国債の売買方法おすすめ(CFD)
・今から始めるべき国債の中長期戦略
経済情勢、マクロ的な要因がある程度理解できていれば、
国債相場でも勝つことができるのではと思っています!そんな難しくないです!
国債とは
まずは簡単にそもそも国債とは、国が発行する債権のことです。
政府が国の運営を税収だけで賄えないとき、借金(国債を発行)をして、不足分に充てているようなイメージです。
ちなみに、日本は少子高齢化でどんどん社会保障費用なども上がり、
税金だけでは全く回らず、どんどん国債を発行している世界一の借金大国ですね。
国債購入者は、半年に一度、利息を受け取ることができ、
満期時には購入金額が返金されるというのが、ざっくり基本的な仕組みです。
満期まで期限(償還期限)によって、債権の呼び方は以下の通り変わり、
一般的には償還期限が長いものの方が、よりリスクがあるため、利回りは高い傾向にあります。
短期債 : 償還期限が1年未満のもの
中期債 : 償還期限が1~5年年満のもの
長期債 : 償還期限が5~10年未満のもの
超長期債 : 償還期限が10年以上のもの
国債購入の一般的なメリットは、
・安全性が高い(国がつぶれない限り有効な投資) ※国によりますが、、
・元本割れすることが無いため、低リスク
・値動きが穏やか(モノによる)ので、ポートフォリオのバランスを取りやすい
・少額投資が可能
などがあると思います。
一方で、一般的なデメリットは、以下が挙げられます。
・収益性が低い
・すぐに売却できない(最低1年は保有必要あり 等の諸条件がある)
日本の国債だと、今利回りは0.05%くらいだそうですね、、、
100万円分国債買って、1年後に得られるリターンが500円、、、、やる意味あるんかいな、、、
ちなみに、日本の国債保有者のトップは、日銀で半分以上が日銀が保有しているという、、、
アメリカなどの、諸外国は(というか日本以外は、、、)、インフレ対策によって、
金利がかなり上がってきていますね。なので、2~3%くらいの利回りで購入できる国債もあるので、
安定した利回りを得ていきたい人にとっては、良いかもしれません。
ばくっとですが、国債はこんなイメージですかねー
国債の売買方法おすすめ(ETF)
ETFには、国債価格に連動するETF商品がいくつかあります。
ETFであれば、株と同じで上場している商品のため、気軽に売買ができますよね?
株式投資メインでやっている人は、これだけでも少しハードルは下がるのではと思います。
ブラックロック社が運用する、Iシェアーズシリーズの国債ETFや、
野村アセットマネジメントが運用する、NEXT FUNDSシリーズなど、
ETFとして上場している銘柄は結構あります。以下のサイトで見れます。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/01-09.html
購入ハードルが下がることもさることながら、ETFによって、期間に縛られず自由に売買することができるので、国債のデメリットの一つも解消できます。
国債の売買方法おすすめ(CFD)
CFDは差額決済取引のことで、株式など現物の受け渡しはせずに、
売買の差額のみを証券会社とやりとりります。詳しくは、前の記事でも書いたので、参考にしてみてください。
先物・CFDを覚える【トレードチャンス増&リスクヘッジにも活用】
覚えてしまえば、めちゃくちゃ簡単です。
イメージとしては、株などの有価証券を保有するわけではないので、
証拠金だけの少ない金額で始めることができ、値動きの差の分だけ、利益や損失が発生する感じです。
通常株式から、株価指数やコモディティなど、かなりの銘柄数CFDで売買できます。
そして、国債もCFDで売買できます。
今から始めるべき国債の中長期戦略
さて、今回の記事で伝えたい国債チャンス案件は、この利回りを狙った普通の国債を購入する話ではありません。
あくまで、利息によるインカムゲインというよりは、値上がり益によるキャピタルゲインの投資がメインなので、それを狙える銘柄を選定していきます!
結論から言うと、TLTというアメリカの長期債に連動するETFの購入を検討しています。
順に解説していきます。
国債価格の性質を理解する
国債相場は、ズバリ金融政策に連動しやすい といえます。
そして相場はサイクルがあり、大きな流れはある程度予想することが可能です。
国債相場は、サイクルがゆっくりしているので、株式投資のように、
何回も短期でトレードチャンスがあるというわけではありませんが、逆に言えば、
ゆったりした流れだからこそ、波に乗りやすいと言えるかと思います。
国債を理解する上で欠かせないのが、金利です。そして、今今の相場状況は、
まさに金利に左右されているといっても過言でないほど、注目が集まっています。
この知識が少しでも不安がある方は、以下の記事を読んでいただくことをおすすめします!
金利を理解すれば株の理解も深まる【金利が下がって債権上がるって100回聞きました。】
過去の国債と金利の値動き
2018年の時、金利は以下のような値動きをしていました。
2018年11月7日 この日つけたアメリカの長期金利3.25% ここから徐々に金利は下がっていきます。
この後、12月のFOMCでは2020年には利上げ終了の見通しが発表、翌年の1月のFOMCでは年内に打ち止め、
BS縮小停止など、ハト派スタンスに切り替わっていったようですね。
(この頃ぼくはまだ投資やっていないので、今過去の証券会社のレポート見ながら書いてます!)
ここで重要なことは、マーケットの価格は、先に起こることを織り込んで決定していく ということです。
この投資家心理を理解することが非常に大切です。2018年の終わりころのの動きを見ると、
利上げの終わりが見えたころ(市場が利上げの終了を意識するころ)に、そこから長期金利は逆回転して下落し続けています。
一方国債の価格は、以下となります。
まさに、完全に逆相関の関係です。
つまり、金利が下がるタイミングで、国債を購入すれば、価格上昇が見込めるということです。
現状分析
現状はどうかというと、急激なインフレを抑制するため、過去と比較しても、
ものすごいスピードで政策金利を上げており、債権価格は急激な下落をしています。
しかも、今今は、コロナやロシア戦争もあり、経済的にも不安定な状況です。
アメリカはGDPの数字上は景気後退入りとなっていて、スタグフレーション(インフレと景気後退が同時に起こる)になっています。
つまり、経済的なこと考えると、金利はあまり上げたくないのに、ものすごいインフレを抑えるために、金利を上げている という状況です。
なので、インフレの収束の兆しが見えたら、FRBは今度は経済立て直しにとりかかり、
金融緩和をする(政策金利を下げる)流れには、ほぼほぼの確率でそうなっていくのではないかと予想できます。
2019年の時 FOMCで利下げ決定となったのは、7月31日です。
しかし、この時の長期金利は、既に2.01%。2018年11月7日の3.25%なので、下落率で38.1%となっています。
繰り返しになりますが、マーケット価格は先に起きることを予測して、動いていっているのです!
(ちなみに、7/31の発表直後も、大きな金利低下となっています)
前回7/15地点で、CPIが減少に転じたことで、市場はそこがインフレのピークと考え、長期金利は大きく低下、株価は大きく上昇してきました。
しかし、FRBを初めとした多くの専門機関が、インフレ収束は(利下げを織り込むのは)時期尚早と発言したことにより、
市場は再び利上げ観測を修正し、8月中旬以降は、金利は再上昇、株価は大きく下落しました。
今でも、FRBはしばらく金利は上げ続けていく必要があると、将来の利下げに関して具体的に言及するところまでは言っていません。
マーケットは、インフレのピークをどこと判断するのか。
次のCPIが9月13日発表ですが、その数字次第になるのか、いずれにしても、既に一度織り込みにかかっている事実があり、
且つ景気もそこまで良くない中での急激で大幅な利上げは、近い将来で利下げを意識するときはまた来ると思っています。
そうすると、国債価格は、、、、↑の図を見てもわかる通り、上がりそうですよね!!!?なので、国債を狙っている というわけです。
一応補足すると、債権価格は金利は金融政策だけで動いているわけではないです。
株価が下落したときに、株から逃げた投資のお金の受け皿に債権がなりやすく、
債権価格が上昇するということもあります。今の相場がちょっと特殊なケースとも言えますね。
ちなみに、経済カレンダーは色々なサイトで見れますが、自分が使ってるのは以下サイトです。
あまり情報が多すぎると、見るのに疲れてしまうので、このサイトは国でフィルタかけられるので、
自分は日本とアメリカとヨーロッパと中国だけに絞って、見ています。
https://mst.monex.co.jp/pc/servlet/ITS/report/EconomyIndexCalendar?attrSrcKey=4cc90057b81d3b5934
TLT購入検討
前置き長くなったんですけど、そんな状況でTLTという長期国債に連動するETF購入検討しています。
購入理由は以下の通りです。
1)長期債のETFは価格の値幅があり、多くのキャピタルゲインを狙える
一般に長期国債の方が利回り変動も大きければ、価格変動も大きいです。
TLTは国債20年以上のものに連動するETFです。一方で、国債1~3年に連動、国債7~10年に連動するETFもありますが、
↓の図の通り、過去の値段推移は、長期債に連動するETFの方が、値幅が大きいです。
7年~10年債のIEF(=ティッカーコード)と、20年超のTLTとでは、チャートの形はほぼ同じ値動きなのに対して、
値幅はTLTの方が大きいですね。なので、キャピタルゲインを考えると、より大きな値幅のものを狙った方が、利益額が良いということになります。
値幅が大きい = ボラティリティが高い = リスクが高い というのが投資ですが、
上述の通り、国債相場は、ゆっくりとした相場サイクルになり、流れとしては読みやすいので、
通常のリスクとはちょっと違った側面で考えることができると思います。
2)オプション的にインカムゲインも一応ある
あくまで、キャピタルゲインの投資が目的ですが、数カ月~数年保有するかもしれない中長期の通しに属するので、一応インカムゲインもあって損はないですね。
TLTの配当利回りは 2.62%なので、まぁもらえるものはもらっておきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
改めて、今は数年に一回の国債を購入するチャンス相場なのではないかなーと思っています。
先物売買を覚えてからは、下げ相場の中でもチャンスを見出せるので、
本当にトレードチャンスが増えたなーとつくづく思います!
ポートフォリオをマイルドにする役目のイメージが強い国債ですが、
今回のようにETFやCFDベースで考えると、十分利益を狙っていける商品になっているので、
中長期投資の分散候補の一つに入れて良いのではないかと思います!