こんにちは、あつろうです。
このブログは、「これから株式投資を始めたいと思っている人」、
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【株式投資初心者が利益を上げるまで】を目的として、
株式投資に役に立つ知識や、ノウハウを発信していきます。
今回のテーマ 2023 WEEK4【米国相場の温度感】 です。
今週は、株価指数は堅調に推移しました。日経平均は安値更新と思っていましたが、
米国の景気後退懸念が和らぎ、日経平均も反発上昇の展開でした、、、
果たして、景気後退は無くなり、株価は中長期的に上昇に転じるのか、来週はかなり重要な週になりそうですが、
その前に今週出来事振り返り&相場の温度感を確認したいと思います!
・2023 WEEK4 市況解説
・TOPICS【米国相場 現状分析と展望】
・投資戦略(短期)
・投資戦略(長期)
2023 WEEK4 市況解説
今週は、各種経済指標が良好なこともあり、景気後退懸念の低下を背景に、株式指数は上昇となりました。
特に、金利動向をうけやすいハイテク企業が集うナスダック指数は、昨年11月以来の週間での上昇幅となるなど、堅調推移でしたね、、
詳細は、TOPICSにて解説しますが、チャート的にも転換点になりそうな形を形成しています。
為替相場は、方向感が読めない展開ですね。。直近は日銀も政策変更無しの余韻が残り、
円高圧力はやや弱くなった様子、むしろそれを織り込んでいた分少し戻った感じと思います。
天然ガスはすごいですね、、、記録的な暖冬の影響で、需給バランスが逆転し、大きく上昇していた反動で下げが止まらない、、
以下今週の主な経済指標の発表です。
1)1/26(火)PMI(総合購買担当者指数)
結果 : 46.6%(前月対比1.6%プラス)
総合購買担当者指数 = 製造業 + サービス業の景況感を表す指数です。
企業の購買担当者(= 製品や資材を発注する人など)にアンケートを実施し、
新規受注や受注残、雇用、価格などの調査の結果を数値化したものです。
50を上回れば景気は良いとされ、逆に、50を下回ると景気は悪い とされます。
なので、46.6%は悪いです。かつ7カ月連続で50を下回っているという状況で、インフレ圧力の長期化が示唆される結果となっています。
株価はこれを受けて下落しましたが、決算への期待が引き続き強く、その後株価は持ち直し、後半の上昇へと繋がっていきます。
2)1/26(木)米国GDP 10-12月期 速報値
予想 : 2.6%
結果 : 2.9%
GDPは言わずもがな重要指標で、国の経済成長率です。
これが、予想よりも強い ⇒ 米国経済の堅調さが意識され、景気後退懸念が後退 株価は大きく上昇となりました。
3)1/27(金)PCEデフレーター
PCEコア指数
予想 : 前年対比4.4%増
結果 : 前年対比4.4%増
PCE総合指数
予想 : 前年対比5.0%増
結果 : 前年対比5.0%増
PCEとは、Personal Consumption Expendituresの略で、日本語だと個人消費支出になり、
家計が消費した財やサービスを集計した数値となります。
PCEも、CPI同様にコア指数というものがあり、食品とエネルギーを除いたものを指します。
CPIとPCEはどちらも、意味合い的には同じで、消費者側視点の物価指数です。
データソースやら計算方法やらが異なるのですが、簡単に言うと、
PCEの方が包括的(より正確?的なニュアンス)でFRBの金融政策を決める上で重要としている指標で、
CPIは発表時期がPCEよりも早い(前月のデータが翌月中旬に発表される)ため、マーケットに注目されやすい指標 となっています。
来週2/1のFOMCが注目されている中、堅調にインフレ指数が低下していることを背景に、株価は上昇となりました。
経済指標のスケジュールは色々なサイトで見ることができますが、自分は以下のサイトで見ています。参考までに!
TOPICS【米国相場 現状分析と展望】
誰だこの爺さん。。
さて、米国相場はファンダメンタル的にもテクニカル的にも、かなり重要なポイントを迎えつつあると思います。
先に結論言うと、僕的には、直近はインフレ抑制進行 + 景気後退懸念の低下で、株価はトレンド転換するまで上昇。
各企業が実施している人員削減の影響がこの先出るタイミング(失業率の悪化)で、下落。
ただ二番底とはならず、ある程度下がったら、その先の金融相場(利下げ)に向けた所が意識され、
中長期的な上昇トレンドに。というのをイメージしています。
間違う可能性大いにありますが、一応この仮説です。
12月の中旬くらいから、景気後退の逆業績相場のネガティブ要素を織り込んでくる展開で、
2番底がくる方にウェイトを置いていたのですが、最近の経済指標を見ていると、
どうもソフトランディングしそうでならないといった感覚です。
ソフトランディング ⇒ 経済の軟着陸の意味で、利上げの影響が実態経済に最小限に抑えられる の意味です。
チャート的にも、SP500、ナスダックともに、1年間破れなかった下落トレンドラインを突破、
200日MA線もSP500は完全突破、ナスダックはあと少しの展開で、ダウ理論崩壊もあと少しの状態です。
いずれにしていも、来週後半のFOMCや雇用統計で、よりその方向性が鮮明になると思いますので、スーパー注視していきたいと思います。
中期的な懸念としては、景気後退のかなり悪いシグナルが出たときに、すぐに金利が下げることができないとなった場合です。
インフレは確実に抑制されているとはいえ、まだまだ高い水準であることは確かです。
CPIの数値で2%に近い数値にならない限り、そう簡単に利下げはできないはず。
そうなると、景気後退の懸念が再燃し、株価下落するイメージですが、
今の進行具合からすると、一時的な下落に落ち着つくのかといったなんとなくの感覚です!
アナリストでさえ意見が色々割れるので、この先のことなどわかりませんが、
ぼくたち個人投資家にできることは、時間を味方につけて長期的に保有することができるのが強みなので、
やはり定期的なコツコツ投資が最強であることには変わらないです。
ただ、株価下落も後半に差し掛かっていることは、可能性として高いと思うので、
ポートフォリオの現金比率は、下げていって良い(通常よりも多く株を買っていって良い)と思います。
投資戦略(短期)
・日本株
下落目線でいましたが、外れました。
米国の景気後退懸念の緩和により上昇継続となりました。
ステイで。
・米国株
直近の上昇気流にはうまく乗りたい FOMC前に売りたい です。
SP500は直近高値の抵抗線とぶつかっている部分もあるので、買うならナスダックか、、、検討中!
・中国株
ひたすらに上昇し続ける中国君。毎週ブログを書くたびに大変後悔しております。。。
短期的な中国懸念の長い記事も書きましたけど、恥ずかしいな、、消そうかなもう、、、泣
・商品系
原油は引く続き方向感よみづらくステイ
天然ガスの下がり方はやばすぎ、、、手出し無用
・FX
今週はかなり方向感にかける展開ですね、、、ファンダメンタルは、円高方向は変わらずと思うのですが、果たして来週のFOMCでどうなるか、、、
上昇している市場を牽制するタカ発言なら円安ふれる可能性あり。
チャート的には下落レンジの中であり売りにチャンスがありそうに見えるけども、、、!
投資戦略(長期)
前週に引き続き、全体的には景気後退(逆業績相場)に本当になったときのことを考え、
現金比率は少し高めにしておき、コツコツ買い継続。
・株、ETF
S&P500 基本的にはドルコスト平均法で、定期的に積立て
最近はナスダック指数連動型の投資信託も購入しています。
・国債
来週に買い増します。
中期投資(数カ月~数年)の位置づけ
金利サイクルの転換で上昇想定 + 景気後退となれば、資金避難先として選ばれさらに上昇期待あるかも。
・仮想通貨
少額でコツコツでしたが、ファンダメンタル、テクニカル的にもちょっと大きく買っていきたい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大きな枠では、インフレ指数は天井を付けていることは間違いなく、逆金融相場も後半であることは確かだと思います。
あとは、どこのタイミングで本格的な上昇に転じるのか、そのポイントの一つが来週後半になりそう といった感じですね。
ボクは本格的な投資歴としてはまだ3年くらいで、特にマクロトレンドを色々分析するようになってからは1年くらいしか経っていないです。
そのため、このような金利の動向で株価が上下する相場観を肌で感じることも初めてですし、分析・予測しても、当たらないこともかなりありますが、
マーケットの反応や相場観の感覚を養うことがすごく重要と思って、日々勉強しています。このブログも備忘録的な感じで書いているので。
ぶっちゃけ、1月の短期投資についてはは全然利益出ていないですし、FXに関しては損の方が大きいです!
ただ、ポイントを抑えて理論的に理解していれば、次に同じようなことがあった時に、立ち回り方がわかると思います。
今は経験に投資していきたい!そんな気持ちでやっています!