投資の知識

2023 WEEK10【SVBの経営破綻の影響】

 

 

こんにちは、あつろうです。

 

このブログは、「これから株式投資を始めたいと思っている人」、

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初めての方はコチラもどうぞ    

 

今回のテーマ  2023 WEEK10【SVBの経営破綻の影響】 です。

 

株式相場は、再び暗雲立ち込めてきましたね、、、!

 

前週から引き続きの金利加速問題を背景に、今週のアメリカ株式相場はかなり軟調推移となりました。

特に金曜は、直接的な金利問題ではないですが、アメリカのかなり大きな規模感の銀行が経営破綻に陥り、

その影響で株価下落に繋がっています。急ピッチな利上げが原因にありますが、この辺りもTOPICSで深堀していきたいと思います。

 

・2023 WEEK10  市況解説

・【TOPICS】SVB(シリコンバレー銀行)の経営破綻の影響

・投資戦略(短期)

・投資戦略(長期)

 

2023 WEEK10  市況解説

 

 

今週は、米国相場が悲惨な状況ですね、、

パウエルさん発言の利上げスピード加速発言、SVB関連の問題 この2つによって、大きな下落となりました。

特に、SVB問題は、相場をかなり恐怖に陥れていて、VIX指数(恐怖指数)が爆上がりしています。

それぞれ、以下で詳しく解説していきます。

 

中国も、全人代を経て、評価は二分しているようで、経済回復の見通しがイマイチな感じなのと、

1月の上昇の利確勢が出てきているところで、下げが加速し節目の200日MA線を突き破って下落しています。

 

相場に寄り添うように、仮想通貨も軒並み下落しています。昨年1年間ずっと下落していたビットコインやイーサリアムも、

今年初めにMA線を突破してから、上昇傾向にありましたが、ここにきて一旦下落しています。

(ここが最後の一番おいしい買い場になるか、、、)

 

3/7(火)パウエル議長 議会証言

FRB(アメリカの中央銀行)のTOPであるパウエルさんの発言は、

今後のアメリカ金利の方向性を占う上で非常に重要なものになります。

 

2月の雇用統計のスーパー堅調な経済活動の数値や、CPIやPCEなどの根強いインフレ数値を受けて、

「必要であれば利上げスピードを加速させる必要がある」とタカ発言。

これにより株式相場は下落、ドルインデックスは上昇となりました。

 

 

3/8(水)~3/10(金)SVB経営破綻

SVB(シリコンバレー銀行)は、国債などの含み損による赤字などを抱えていたところに、

3/8に増資を打ち出し、これが資金繰りの悪化ととらえられ、預金流出の懸念に発展。

9日には、これがきっけかとなり銀行株が軒並み大幅下落しアメリカの株価指数の下落を牽引。

預金流出が止まらず、10日は経営破綻となりました。。。

 

週後半の大きな下落はこの一連のイベントによる影響が大きいと言えます。

これにより、VIX指数は跳ね上がり、一時29をつけて昨年10月以来の高い水準となりました。

詳細はTOPICSにて深堀していきます。

 

3/10(金)日銀 金融政策決定会合

日銀総裁、黒田さん最後の金融政策決定会合での発言。市場予想は、金融引き締めは継続ではあったものの、

サプライズ好き(やめてくれ、、)の黒田さんのことなので、万が一あるのではと身構えていましたが、

結果は金融引き締め継続とのことでした。これにより、プチ円安ドル高となりました。

 

しかし、6月にはYCC撤廃もささやかれているので、今後の日銀の動きは、タカ寄りの目線でみていきたいとは思っています。

 

3/10(金)雇用統計

<非農業部門雇用者数>

予想 : 前月比22万5,000人増

結果 : 前月比31万1,000人増

 

<失業率>

予想 : 3.4%

結果 : 3.6%

 

<平均時給>

前月比0.2%増加(前月は0.3%増)

 

失業率もやや増加傾向にあり、平均時給の伸び率も鈍化する結果となりましたが、引き続き雇用は堅調であり、

11カ月連続で市場予想を上回る結果となり、利上げスピードを緩めるほどの結果ではなかったため、、株価への影響も限定的であったと考えられます。

 

経済指標のスケジュールは色々なサイトで見ることができますが、自分は以下のサイトで見ています。参考までに!

 

経済指標カレンダーはこちら

 

【TOPICS】SVB(シリコンバレー銀行)の経営破綻の影響

 

シリコンバレー銀行とは、1983年に設立されたスタートアップ向けに特化した銀行。

2022年実績で、米国のスタートアップ企業の約5割弱との取引がある銀行になり、

逆に見れば、スタートアップ企業にとっては欠かせない銀行であります。

 

SVBは、コロナ後の低金利政策を追い風に、テック企業に対しての貸し出しを増やし、ものすごい勢いで成長してきた企業でした。

成長に比例して預金額が増えていく中で、利払いのために同社が運用していたものは、主に国債や住宅ローン担保証券でした。

 

しかし、中央銀行の急ピッチな利上げによって金利が上昇 ⇒ 債権価格が急激に下落し、含み損を抱える事態に。

そして金利上昇はスタートアップ企業には逆風風速30mくらいのもので、資金繰りのために預金の引き出しが加速しました。

 

預金が加速すると、SVBは顧客に払う手元資金が必要になるため、国債などの有価証券を売却して資金を作る必要があり、

その結果、価格の下がったものを売却することで、大きな損失を出すことになりました。

 

それでも尚資金不足していて、流動性確保のための増資を発表。

これが資金繰り悪化ととらえられ、預金引き出しが加速。

顧客への支払いができなくなり、経営破綻へと追い込まれる事態に発展しました。

 

この問題は、まさに今の金利の急ピッチな上昇の影響によるもので、今後同じような銀行が出てくる可能性があります。

そうすると、経済全体にも広がるかなりネガティブな要素となるため、直近は、かなり注視する必要がありそうです。

 

銀行側の問題もそうですが、資金貸し出しづらくなると、

お金を借りて投資をして成長していくスタートアップ企業にとっての打撃も大きく、

企業業績への悪化にもつながりかねない問題かと思います。

 

また、この問題が大きくなればなるほど、FRBの金利政策への影響も出てくるかもしれません。

タカ路線をいつまでも続けていくと、取り返しのつかない経済へのダメージになるかもしれず、

再び利上げスピードの減速に方向転換することも、なきにしもあらず的な感じかなーと思っています。

 

投資戦略(短期)

・日本株

特に売買していません!注目もしていません!笑

 

 

・米国株

SP500は、MA線を突き破り下落、、、陰線の大きさといいかなり危険な下げなように感じます。

銀行経営破綻の余波がどこまで広がるのか、、、、注視必須です、、、!

 

 

・中国株

中国株は、上述の通り、1月の上昇分の利確勢が出てきているなどで、良い水準まで下落していきましたね、、、

こちらもSVB問題の影響で、さらに下落に見舞われているような状況です。

 

中国の経済成長率は2022年も予想5.5%に対して.3.0%という結果であり、2023年は5%という目標をかがげていますが、

成長見通しは、以前に比べると抑えられたような印象があります。とはいえ、、、5%というのは、先進国で見てもかなり大きい数値でありますが、、、

様々な規制が増加傾向にあり、台湾有事もありなど、長期的には買いたくないと思っているのですが、短期の買いはありなような気がしています、、、!

 

 

・商品系

原油の底打ちラインがすごいですね、、、

これは、反発狙いでチャンスありな気もしますね。

 

・FX

火曜くらいまではドル高基調で今後も推移するとは思っていたのですが、、、SVB問題により、一気にドル安方向になりました、、、

国債が大量に買われるなどで、長期金利が大きく下落したこと、この問題を背景に利上げスピードが減速するかも(高金利が招いた問題のため)、などが要因としてあげられるかと思います。

これは、、、、ステイかもです、、、

 

 

 

投資戦略(長期)

 

全体的には、年後半の利下げに向けて、現金比率が低くなるように、買う量を増やしていっています。

 

・株、ETF

NYダウ、S&P500

基本的にはドルコスト平均法で、定期的に積立

 

・国債

中期投資(数カ月~数年)の位置づけ

金利サイクルの転換で上昇想定 + 景気後退となれば、資金避難先として選ばれさらに上昇期待あるかも。

 

SVB問題で大きく上昇していますね!!

とはいえ、まだまだ低い水準なので、定期買い増しは継続です。

 

・仮想通貨

少額でコツコツでしたが、ファンダメンタル、テクニカル的にもちょっと大きく買っていきたい。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

かなり悲観ムードが漂っていますが、長期投資にとってはまたまたチャンス到来です!

SP500も、再び高値から20%下落するところまできたので、これは少し多めに買っていきたいと思います。

しかし、この問題が継続して、第二のリーマンショックに繋がる可能性もなくはないので、一気に買うことはせず、注視していければと思います。

 

ボラティリティがかなり高くなってきているので、色々な相場でチャンスがありそうな雰囲気です!

 

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