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2023 WEEK13【金融危機回避とPCEの結果】

こんにちは、あつろうです。

 

このブログは、「これから株式投資を始めたいと思っている人」、

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初めての方はコチラもどうぞ    

 

今回のテーマ 2023 WEEK13【金融危機回避とPCEの結果】 です。

 

週はやや金融危機を乗り越えた感があり、相場感としては明るかった印象です!

短期もそうですが、長期投資の買い場もいよいよ終わるかもしれない雰囲気も漂っていますので、

全体感を把握しながら、それぞれの相場を見ていきたいと思います。

 

・2023 WEEK13  市況解説

・【TOPICS】最新のマーケットの金利見通し

・投資戦略(短期)

・投資戦略(長期)

 

2023 WEEK13  市況解説

 

 

株式相場は、金融危機問題が落ち着いてきたことを背景に、金曜日のPCEにむけて緩やかな上昇をたどり、

金曜のPCE発表にてインフレ収束期待&利下げ期待により、さらに株価は上昇する展開となりました。

VIX指数も、節目の20を下回り(20以上で、ややボラティリティが高い状況)、落ち着きを取り戻してきています。

金融問題の影響をもろに受けた原油も、危機後退を背景に、こちらも大きく回復となりました。

 

10年債利回りは、金融問題により利上げペースの鈍化&早期の利下げ期待

(これ以上金利を上げてしまうと、経済的にさらなる打撃を与える恐れがあるため)がありましたが、

この問題の緩和とともに、再びインフレ収束への意識が集まると金利は上昇。

しかし、PCEの結果は予想以上にインフレが収束している結果であったため、

再度金利の下押し圧力が高まり、金曜には大きく下落、、、のような感じです。

ドル円も利回りにつられて動いていますが、金融危機問題の反動の方が大きく、週間ベースでは前週対比で+1.6%という結果となりました。

 

3/31(金)PCE(個人消費支出)

<総合価格指数>

予想 : 5.1%

結果 : 5.0%

 

<コア価格指数>

予想 : 4.7%

結果 : 4.6%

 

PCEは、CPIと同じような性質のインフレ度合いを見る上で重要な指標でいわゆる物価の価格推移を見る数字になります。

CPIは、発表が早いことから株などへの影響が大きく、PCEは、より正確(アンケートの範囲が広かったりするので)なこともあり、

FRBの今後の金融政策を決定する上で重要視されている指標になります。

さて、結果は、予想を上回りインフレは順調に収束しているということになりました。

これにより、株価大きく上昇、債権利回りは大きく低下することになりました。

 

経済指標のスケジュールは色々なサイトで見ることができますが、自分は以下のサイトで見ています。参考までに!

 

経済指標カレンダーはこちら

【TOPICS】最新のマーケットの金利見通し

さて、目まぐるしく金利の動向が乱高下していますが、

少し前までの金利の予測と、現状の金利予測を比較してみましょう。

金融危機直後もこの表作っておけばよかった、、、(直後の方がもっと金利は下目線だったので)

 

3/22にFOMCがあり、金利は0.25%あがったので、直近は↑の表の通り、4.75-5.0%が政策金利の水準になっています。

2/18くらいの時期は、インフレ収束の鈍化懸念が鮮明に出てきていた時で、

マインド的には金利の天井がさらに上がり、利下げも今年中には期待できないムードが強かったと思います。

5/3のFOMCの金利予測は、4.75-5.0%は全体の6.7%しかシェアが無く、

最終の金利の到達地点は割合としては少なかったですが、6.0%の予想まで出るなど、ものすごいことになっていました。

 

ところがどっこい、その見通しを大きく変えたのが、3/9くらいに起きたSVBに始まった銀行の経営懸念の問題ですね。

利上げの悪影響が表面化したことにより、FRBはこれ以上積極的な利上げがでいないのではという空気感になり、金利は大幅に低下しました。

そして、↑の表の通り、金利の天井は5.25ポイント以上の予想はなくなり、

次回5/3の会合で、据え置きか0.25ポイントUPか、の2択で揺れているという状況になりました。

 

さて、ここでおさらいですが、前回の利上げ → 利下げ時のタイミングは、

10年債利回りと国債価格はどのように推移していたのでしょうか。

これは、以前別の記事でも書きましたが、2018年の頃にあったのは以下のような感じです。

 

 

2018年11月7日 この日つけたアメリカの長期金利3.25% ここから徐々に金利は下がっていきます。

この後、12月のFOMCでは2020年には利上げ終了の見通しが発表、翌年の1月のFOMCでは年内に打ち止め、

BS縮小停止など、ハト派スタンスに切り替わっていったようです。

 

マーケットは先の予定を現在の価格に織り込んでいきますので、先の見通しが鮮明になったタイミングで、

金利はそれを反映する形で下落しているということですね。

 

債権価格は、金利とは逆の動きをします。

なぜかと言われると、僕よりも上手い説明をしているサイトがいくつもありますので、ここでは端折ります!

以下のサイトの説明がわかりやすいかもしれません!

 

https://www.jsda.or.jp/jikan/qa/013.html

 

なので、今のタイミングとしては、最後の利上げの前あたりなのかもしれなく、

次はいよいよ利下げを意識していく展開の可能性が高いです。

もちろん、今後の経済指標 例えば次回のCPIの結果が逆に前年対比の伸び率が前月を上回るなんてことがあると、

再びインフレ退治のタカマインドになって、方向性が変わる可能性もありますが、

今回の金融危機問題は、かなりインパクトが強かったと思うので、どちらかといえば、

このまま金利は下がる方向で話が進んでいくのが王道な気がしています。

 

なので、それを見越して、国債の購入などは常々このブログでも伝えていますが、準備をしていくべきと思います!

ただ!注意点としては、これはあくまでマーケットの予測であり、

FRBの方々達は、利下げについてはまだ具体的に言及はしていないことです。

むしろまだまだインフレとファイティングポーズをとっているので、

この乖離が鮮明になると、金利に対してはネガティブに触れる可能性はあります。

 

国債に関しては、以前の記事で色々掘り下げていますので、そちらも参考にしてみてください。

 

国債買います【中長期投資必須案件!?】

 

投資戦略(短期)

・日本株

前回記事予想通り、上昇となりましたね。

日本株に関しては、高値追いはあまりしない方が良いと思うので、

ある程度利益が出たら利確していって良いと個人的には思います。

(長期にわたってレンジ相場であることと、そもそも投資対象として魅力がないため)

 

・米国株

買うなら今週前半でしたね、、、今のタイミングはやや上がりすぎているのでここから参入は無理しなくて良いのかも感はあります。

 

・中国株

中国株は、今週月曜に購入しまして、現在保有中です。

MACDの上昇トレンド転換と、200日と100日のMA線のゴールデンクロスの初期段階で、短中期の上昇が望めるのはないか戦略です。

 

・商品系

短期的には、原油をまたみています。

100日移動平均線に対して、かなり素直な反応をする子なので、次のMA線さしかかり時点で売りは一つアリかと思っています。

(大きな流れは下落トレンドなので、下落の波にのるイメージ)

 

・FX

金融危機回避で、一旦はドル高に戻しているドル円ですが、

上述の金利見通しと、日本は日本で政策転換の思惑も出ている中で、

円高推移の可能性が高いのではないかと思っています。なので、よきタイミングで円を買いたいと思っています。

 

投資戦略(長期)

 

全体的には、年後半の利下げに向けて、現金比率が低くなるように、買う量を増やしていっています。

 

・株、ETF

いよいよバーゲンセール時期も終わったのかと思わせるようなチャート形成ですね。。。

SP500はベースですが、指数としては割安なラッセル指数(アメリカのナスダックに上場している銘柄のうち、

時価総額が1,001〜3,000位までの企業の株価を指数かしたものです。

小型株の株式指数となり、大手企業と比べると、まだまだ回復しきれていないようなチャート形成をしているため、

長期で今から仕込むのはアリかと思いました。

 

・国債

TOPICSにて深掘りしたので割愛します!

 

・仮想通貨

このブログでは、年末あたりから何度かトピックスでも紹介していましたが、かなりチャンスな相場状況と思います。

チャンスの根拠は、以下の記事がある程度まとまっているので、参考にしてみてください。

 

2023 WEEK2【仮想通貨に注目??】

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

金利の動向を注視していると、今がどういう状況かが把握でき、

相場展開をある程度予測できるようになると思います。

 

短期は色々な想定外のことが起きるので、なんとも言えませんが、長期投資においては、

大きな波に乗ることは案外できると思うので、焦らず規律性を守りながらコツコツ投資していくだけです!

 

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