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2023 WEEK14【雇用統計の結果と今後の金利展望】

 

こんにちは、あつろうです。

 

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今回のテーマ 2023 WEEK14【雇用統計の結果と今後の金利展望】 です。

 

前週までの金融危機回避のイケイケムードから一変、今週は、やや景気後退懸念を意識させる経済指標の発表がありーの、

原油高騰でインフレ懸念がプチ再燃など、ネガティブ要素がいくつかありました。

雇用統計を経て、5月の政策金利の見通しにも変化あり、今後の株式相場や為替の展望を見ていきたいと思います!

 

・2023 WEEK14 市況解説

・投資戦略(短期)

・投資戦略(長期)

 

2023 WEEK14  市況解説

 

 

株式市場はマチマチといった感じですね。週中のISM指数の結果により、

景気後退を意識した部分で、全体が大きく下がりました。

その後は小幅に上昇するなどで、トータルはそこまで変わらず、かなり様子見ムードが強い1週間でありました。

 

雇用統計の結果も、ほぼほぼ予想通りとなり、相場への影響は限定的でした。

商品関連では、原油ですね、、、!先週末にOPECプラスがサプライズ減産を発表し、

需給バランスの変化により原油は高騰しました。この辺りの影響は以下に詳しく書いていきます。

 

4/2(日)OPECプラス 減産表明

そもそもOPECプラスというのは、中東・アフリカを中心とした産油国からなるOPEC(石油輸出国機構)の13カ国に加え、

ロシアやメキシコなど後から加入した10カ国を含めた組織のことを言います。

OPECプラスだけで、世界の原油生産量の約6割を占めると言われていて、

原油価格に絶大な影響力のある機関です。アメリカは加入していません。

 

この機関の目的も、まさに価格の安定です。

アメリカのシェールガスが爆進し2016年には原油価格は1バレル20ドル台をつけるなど、

需給のバランスによって決まる原油価格なので、生産量を調整することで価格を安定させることができます。

原油の輸出で成り立っている国(サウジアラビアなど)は、原油価格の低下は、

国力の低下ともなり得ないため、このような結束した組織が生まれたというわけですね。

 

さてそんな中で4/2に、このOPECプラスの複数国が減産を発表しました。

これまでは、世界的なインフレの影響もあり、供給量は据え置きというふうに話し合いが行われていましたが、

ここにきてサプライズで減産となり、原油価格は大きく高騰しました。

 

これには、アメリカはオコですね。

なぜなら、せっかくインフレが順調に収束していく中で、エネルギー価格が上がってしまうと、

様々な物価に影響するため、再びインフレ再燃のリスクがあるためです。

高水準の利上げもさらに継続を迫られるかもしれなく、FRBは今後、さらに難しい舵取りになる可能性があります。

 

4/3(月)・4/5(水)ISM製造業・非製造業景気指数

<ISM製造業景気指数>

予想 : 47.5

結果 : 46.3(前月:47.7)

 

<ISM非製造業景気指数>

予想 : 54.4

結果 : 51.2(前月:55.1)

 

ISM製造業景気指数は、300を超える企業に、新規受注や生産状況などのアンケートを行い、指数化したものになります。

一般的に50を超えると景気は拡大していて、50を下回ると景気は後退していると判断されます。

今回の結果は、製造業については2020年5月以来の低水準ということで、それなりに心配で、

シェアの大きい非製造業景気指数も、予想より大きく低下となり、特に非製造業が発表された水曜には、

景気後退が懸念され株式相場は大きく下落となりました。

 

4/7(金)雇用統計

<非農業部門雇用者数>

予想 : 23万人増

結果 : 23万6,000人

 

<失業率>

予想 : 3.6%

結果 : 3.5%

 

<平均時給>

予想 : 4.3%

結果 : 4.2%(2021年6月以来の低い伸び)

 

結果は、アメリカ経済は引き続き堅調ということですね。

この結果を受けて、5月の利上げ確率が上昇し、10年債利回りはやや上昇、ドル円もやや円安ドル高に触れました。

なぜかといえば、前週も載せていた5月のFOMCの政策金利の予想の変化から読み取れます。

 

↑の通り、前週は0.25ポイントアップと据え置き勢が、ほぼ半々くらいの予想でしたが、

雇用統計の結果を受けて、今では約75%が0.25ポイントアップを予想しています。

このようにマーケット予測の変化が、株式や金利や為替に影響するので、この流れを見ていくことがまず重要になるかと思います。

 

経済指標のスケジュールは色々なサイトで見ることができますが、自分は以下のサイトで見ています。参考までに!

経済指標カレンダーはこちら

 

投資戦略(短期)

・日本株

むむ!全然気にしていません!

 

・米国株

完全にステイ状態です。

 

・中国株

中国株は、今週月曜に購入しまして、現在保有中です。

MACDの上昇トレンド転換と、200日と100日のMA線のゴールデンクロスの初期段階で、

短中期の上昇が望めるのはないか戦略です。→というのが前週の状態で、ちょっと停滞気味ですが、まだ持っています。

 

・商品系

原油は売ろうと思っていたところに減産で爆あがりしたのでよかった、、、

天然ガスは、今かなり低水準なのと、テクニカル的にも底値感もあるので、損切りラインを明確に買いました。

 

・FX

今週はドル円には注目しています。

マーケットが今見込んでいるのは次回のFOMCの0.25ポイントUP後の利下げですね。

短中期的には、このファンダメンタルは日米の金利差縮小から、ドル安円高に振れる可能性があるのではないかと仮説を立てています。

テクニカル的にも、下落トレンドラインに沿う形で売りを仕掛けていきたいと考えています。

 

 

ただ、マーケットの見込みは、利下げ期待がすごいのですが、

FRBは一度たりとも今年利下げするなんて言っておらず、ギャップが激しい状態であります。

マーケットがもし利下げ催眠に陥っていて、もし我に返るタイミングが出てくれば

(例えば、次のCPIで全然インフレが収束していなかったりした場合など)、逆方向に動くと思います。つまりは、株安、ドル高などです。

投資戦略(長期)

 

全体的には、年後半の利下げに向けて、現金比率が低くなるように、買う量を増やしていっています。

 

・株、ETF

前週に引き続き、ラッセル指数に注目しています。

ラッセル指数は、アメリカのナスダックに上場している銘柄のうち、時価総額が1,001〜3,000位までの企業の株価を指数化したものです。

小型株の株式指数となり、大手企業と比べると、まだまだ回復しきれていないようなチャート形成をしているため、

長期で今から仕込むのはアリと思っています。

 

・国債

もう少しでMA線のゴールデンクロスも現れそうで、本当にインフレが逆回転しない限りは上がっていくのではないかと思っています。

コツコツ買っていきたいです。

 

・仮想通貨

このブログでは、年末あたりから何度かトピックスでも紹介していましたが、かなりチャンスな相場状況と思います。

チャンスの根拠は、以下の記事がある程度まとまっているので、参考にしてみてください。

 

2023 WEEK2【仮想通貨に注目??】

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

引き続き、景気後退と金利の関係を注視していく展開は変わらずですが、

いよいよその先の利下げも意識した立ち回り方を事前にイメトレしながら、長期も短期も売買に臨んでいきたいなーと思っています。

国債がこれから徐々に上がっていくなら、本当に自信を持ってこれから投資活動に臨めそうな気がします、、、

(国債について、色々記事を書いてきたので)。

 

とはいえ、焦らず今できることをコツコツやっていきたいと思います。

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