こんにちは、あつろうです。
このブログは、「これから株式投資を始めたいと思っている人」、
投資初心者で、「これから投資家として成長したい人」、に向けて、
【株式投資初心者が利益を上げるまで】を目的として、
株式投資に役に立つ知識や、ノウハウを発信していきます。
今回のテーマ 2023 WEEK21【債務上限問題難航と半導体株急伸】 です。
アメリカの債務上限問題がなかなか解決しないですね、、、これにより相場にも影響がかなり出ています。
FRBは本当に難しい舵取りを迫られていますね、、、そんな難しい状況の中、
利上げ観測も再度高まっている中での半導体株の急伸!NVIDIAから始まった衝撃の上昇は、
後で振り返ったときの転換点になっているかもしれないくらい劇的な株価上昇を記録しています。
以下に沿って解説していきます。
・2023 WEEK21 市況解説
・投資戦略(短期)
・投資戦略(長期)
2023 WEEK21 市況解説
アメリカ相場は先週に引き続き債務上限問題の懸念から株価はやや下がり気味で着地(ナスダック以外、、、)。
ハイテク銘柄は、冒頭でも書いたNVIDIAの衝撃決算の結果により爆進し、他関連銘柄への買いも入り、
前週対比でも上昇となりました。↑の表には無いですが、半導体株指数であるSOX指数は、
前週対比で約11.5%も上昇していて、ものすごい上昇幅になっています。
(というか前半はむしろ下げる局面もあって、最後2日で14%くらい上昇している、、、、)
日本株は、一旦の利確で週間ベースでは変わらずの状況ですが、
過去の最高値をトライする流れにあるので、引き続きウォッチングが必要ですね!
一方中国は、経済指標が震わず、景気減速懸念により売りが先行で進んでいて、
テクニカル的にもかなり買いたくないチャート形成をしています、、、、
10年債利回りは、引き続き上昇していて、為替相場は1ドル140円を突破し、円安基調となっています。
5月初旬は、利上げ停止ムードがかなり高かったですが、徐々にその見方がタカ的になっていて、
直近では利上げを見込む予想が多くなっています。そのため金利上昇しドルが買われる流れになっているといった感じです。
そして、もう一つの要因としては、債務上限問題ですね。債務上限問題により、アメリカの国債が売られています。
国債価格の低下は金利上昇となるので、これもまた利回り上昇の圧力になっています。
なので、ダブルパンチ的に金利が上昇しているような感じと思います。
1)5/25(木)NVIDIAの決算結果
NVIDIAは、世界を代表する半導メーカーで、GPU(Graphic Processing UnitTと言われる、
3Dの映像処理や車の自動運転などの技術に用いられる半導体を造っています。
今回の株価上昇によって、時価総額ランキングは世界5位となりました。
チャットGPTなどのAI技術が盛り上がりを見せている中、今回の決算数字も非常に好調であったのですが、
何より一番衝撃なところは、向こう3ヶ月(5-7月)の見通しが、アナリストの予想の5割増だった部分です。
これにより、時価総額世界屈指の企業の株価が、1日で24%も上昇するという異例の事態となり、
ほかの関連銘柄の株も買われ、SOX指数は大幅に上昇する結果となりました。
2)5/26(金)PCEデフレーター
<総合指数> ※前年比
予想 :4.3%
結果 :4.4%(前回4.2%)
<コア指数> ※前年比
予想 :4.6%
結果 :4.7%(前回4.6%)
上記の通り、インフレの根強さが意識される結果となりました。
市場予想を上回ったこともそうですが、なんと前月対比でも上昇していているという、、、
インフレが完全にピークアウトできていない懸念もあり、この発表をもって、
利上げムードに拍車をかける形となり、6月のFOMCでの利上げ観測がかなり高まりました。
5月は堅調な経済指標や、インフレがなかなか沈静化できていないことを背景に、5/3のFOMC地点では、
金利の天井を見込む予想が多かったものの、徐々に利上げへのマインドに変化していきました。
1週間ごとのマーケットの金利予測を改めてみていくと以下のようになっています。
上記の表が何を意味するかといえば、金利の高止まり&利上げの予測が大きくなれば、
日米の金利差も大きくなり、ドル高円安になる ということですね、また金利上昇は、
直近で起きた銀行破綻問題の懸念など、新たな問題を引き起こしかねないため、
下落リスクにも引き続き注意が必要な相場環境と言えそうです。
マーケットの金利予測は、以下のサイトで都度見ることができますので、興味ある方は見て見てください!
経済指標のスケジュールは色々なサイトで見ることができますが、自分は以下のサイトで見ています。参考までに!
投資戦略(短期)
・日本株
あつろうマインド的には日本株 中期投資の位置付けでポートフォリオに組み入れを検討しています。(数ヶ月〜数年の売買期間)
理由としては、前回のバブル時の高値3万8.915円を超える可能性があるからです。
高値まではまだ25%の上昇余地があります。まだまだ上昇余地がある理由は、以下のようなことが挙げられるかと思います。
・PERやPBRなど、割安性を図る指標を見ても、日本は先進国に比べて低い水準にあること
・円安基調により、日経平均構成銘柄には追い風
・長らく停滞していた物価も、強制インフレにより物価高 → 賃金上昇の波がきている
・バフェットさんの流れ
・世界経済の不透明な経済情勢(高金利によるリセッション懸念)による逃避先候補
・何より、今そんなムード感
・米国株
明確なシグナルがないので、短期投資はステイですー
・中国株
一応ウォッチしていきます。
経済指標が振るわない中で、株価は下落してきましたが、200日MA線も突き破り、直近安値も下回りと、チャートがかなりよろしくありません。
ただ、好転するような材料が入れば、再び上昇する可能性もないため、安い時に買うスタンスで入れるタイミングがないのかどうか 毎週軽く見ていくような感じでいきます。
・商品系
ゴールドをウォッチしています。
ゴールドは、利回りの無い(インカムゲインのない)、キャピタルゲインの投資です。
そのため、金利が高ければ、債券などの商品を保有している方が、利益が出やすく、
一般的には金利上昇 → 金価格は低下の逆相関の関係にあると言われています。
直近を見ても、5月の利上げ観測再浮上の流れをそのままに、金利は上昇する一方でゴールド価格は下落し続けています。
仮説の一つとしては、金利が高止まり、経済ダメージが表面化した時に、株式の逃避先としても安全資産として金が買われる傾向もあるため、そのようなタイミングになればゴールド価格は大きく上昇するかもしれません。
・FX
売り目線でしたので、、、細かい損切りいくつかあります、、、、
この相場だけ、負け越しています、、、
債務上限問題解決で、やや円高になるのでは、、、と思っています。外れそう、、、
投資戦略(長期)
全体的には、年後半の利下げに向けて、現金比率が低くなるように、買う量を増やしていっています。
・株、ETF
別で記事を書く予定ですが、半導体関連のETFを購入していく予定です。
あとは、基本アメリカ主軸ですが、まだ上昇余地があるラッセル指数であったり、
長期目線ではインド株も少しポートフォリオに組み込んでいます。
・国債
こちらは、またまた買い増ししていく予定です。
利下げなら、国債価格は上がるから です。
デフォルトはしない と思っているので、直近の下げは買っていきます。
・仮想通貨
このブログでは、年末あたりから何度かトピックスでも紹介していましたが、かなりチャンスな相場状況と思います。
まだ仮想通貨への分散投資ができていない方は、チャンスの根拠は、以下の記事がある程度まとまっているので、参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
景気後退を意識し過ぎて現金を貯めすぎていると、取り残されてしまうかもと思うほど、半導体が爆進しましたので、
S&P500も4200を本格的に突破してくると、高値からはかなり戻ってくる感じになりますね、、、
毎月月末にコツコツ買っていくことは継続しながら、万が一の現金比率少しだけ多めを維持して、6月の売買に臨みたいと思います!