こんにちは、あつろうです。
このブログは、「これから株式投資を始めたいと思っている人」、
投資初心者で、「これから投資家として成長したい人」、に向けて、
【株式投資初心者が利益を上げるまで】を目的として、
株式投資に役に立つ知識や、ノウハウを発信していきます。
今回のテーマ 四季報銘柄ピックアップ3選【2022年新春号】 です。
12/15に発売された四季報2022年新春号より、中期投資向けの銘柄をいくつかピックアップしましたので、共有します!
一つの情報として参考にしていただければと思います。
※投資はあくまでも自己責任でお願いいたします。
以下に沿って 詳しく解説していきたいと思います。
・銘柄ピック方法
・ピックアップ銘柄3選
・その後の戦略
銘柄ピック方法
株式投資のスタイル
最初に、今回お伝えする銘柄のピックアップ条件ですが、
大前提として、中期投資のキャピタルゲインの売買となります。
※中期投資 = 数週間~数カ月 の売買です。
この部分がわからない方は、以下の記事で詳しくまとめておりますので、
まずはそちらを見てみてください。
四季報を活用した投資手法
中期投資における株式投資は、「成長」と「安定」の2つのキーワードが重要です。
なぜなら、投資家はその企業の将来性に投資を行い(成長)、
またリスク管理の大前提として、倒産しない会社(安定)を選ぶためです。
「成長」に紐づくデータは以下のとおり
・業績、時価総額、ROE / ROA、営業CF/ 投資CF、PER、チャート
「安定」に紐づくデータは以下の通り
・ROE / ROA、自己資本比率
以下の記事で詳しく説明していますので、まだ見ていない方はご覧ください。
また、一つずつ詳しく知りたい方は、是非以下の専門講座にも参加してみてください。
(ぼくもこの講座に出ましたが、とても勉強になりました。)
そして、選ばれた銘柄について、詳細の会社分析を行っていきます。
その先のステップについては、以下の記事を見てみてください。
ピックアップ銘柄3選
今回の四季報で、ぼくが新規でピックアップした銘柄の中でも、特に気になる3銘柄を紹介します。
1)1909 日本ドライケミカル
・事業内容
各種防災設備の設計・施工・保守点検、消火器及び消火設備、消防自動車、自動火災報知設備の製造・販売、防災用品の仕入・販売等の防災事業を展開
・四季報データ
時価総額 : 137億
自己資本比率 : 42.7%
ROE /ROA : 15.4 / 5.8%
PER : 5.8倍
・チャート
・良い点
5%以上の高い成長率
MA52週線、トレンドライン、レジサポラインなど、テクニカルが効きやすいチャート形成
PERが業界平均と比べて低水準
四季報 大幅強気姿勢の数値記載 上方修正期待
チャートは、直近の下落トレンドを抜けそうで、日足チャートでは安値切り上げを形成
・懸念点
直近安値まで15%程度の下落見込みあるため、リスクリワード設定が重要
企業業績予想は22年3月期は経常利益26%減予測の2,500百万 ⇒ 四季報の今回の予想値では3,200万に大幅強気の数字となっている。
決算まであと1か月しかない(できるだけ決算またぎたくない)
2)6315 TOWA
・事業内容
半導体製造用精密金型、半導体製造装置、ファインプラスチック成形品及びレーザ加工装置の製造販売並びに製品のアフターサービス等を展開
・四季報データ
時価総額 : 811億
自己資本比率 : 58.2%
ROE /ROA : 9.2% / 5.1%
PER : 9.9倍
※ROEは10%の基準未達も、来期業績が大幅に上がり23.2%予想のため問題なし
・チャート
良い点
高い成長率と収益性で、今後も成長が見込まれる(株価上昇につながる)
PER低水準
四季報 前号比増額
直近の上昇は、売買高も伴って大きく上昇 さらなる株価上昇に期待
比較的綺麗な上昇トレンドを形成
チャートはMA線に対して綺麗に反発
日足チャートでレジサポきいているように見える
懸念点
直近安値までの差が大きいため、損切ラインの設定難しい。
株価は高値水準なので、ある程度MA線近辺に戻るまで少し様子見になりそうですが、
こちらもPERの観点からもまだまだチャンスがありそう。
近々での下落は出来高が低いため、押し目狙いでいけそうな(行きたい!)気がする。
3)6490 日本ピラー工業
・事業内容
メカニカルシール製品、グランドパッキン・ガスケット製品及びピラフロン製品(ふっ素樹脂製品)を主力とした流体制御関連機器製品の製造販売
半導体需要向け高水準 利益の柱に
・四季報データ
時価総額 : 792億
自己資本比率 : 81.7%
ROE /ROA : 7.8% / 6.3%
PER : 10.7倍
※こちらも同様に21年のROEはいまいちですが、22年度は14.3%予想
・チャート
良い点
高い成長率と収益性で、今後も成長が見込まれる(株価上昇につながる)
22年度から利益爆上がり 22年予想PERは10.7%と低水準
半導体関連は今後も推移堅調、23年3月期の数字見込みも需要は高水準
前号比増額
懸念点
急角度で上昇しているため、買いのタイミングが難しい、、、
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アメリカのインフレ懸念からの利上げ前倒し観測が本格化する中、
今まで買われてきた高成長銘柄の下落が目立ってきています。(損こいてます!)、
久しぶりにじっくり四季報を見ましたが、見逃していた銘柄が結構多く、
手札銘柄はかなりの入れ替えることになりました。
半導体関連は、今後も市場規模は増加していく見込みであり、上のTOWAや日本ピラー工業など、
まだまだ市場評価の低い銘柄もたくさんあることがわかったのが今回の発見でした。
今今起きているグロース株 ⇒ バリュー株のシフトで、PERが意識された売買の流れが続けば、
マクロ的にも、チャート的にも、今回の3銘柄は期待できるものと思っています!
ちなみに、前回の秋号で紹介した、野村マイクロ・サイエンス、東計電算は、その後3カ月順調に上昇推移しています。
マークラインズは、、、今が押し目買いか、トレンド転換かのどっちに転ぶか、、、といった感じですね、、、
PERがやや高いことも影響受けてそうな気が、、、まだ見ていない方は、是非見てみてください!
最後に、銘柄の管理方法について、
それぞれやりやすい方法があるかと思いますが、おすすめは、Excelでの管理です。
毎日いくつもの銘柄を追っていると時間もかかるため、毎日、毎週、毎月の3段階で確認する銘柄を整理しています。
こうすれば、毎日見る銘柄は少なくて済むので、10分くらいの作業で行うことができます。
ご興味ある方は、過去の記事で詳しく書いていますので、以下ご参照ください!
経験上、管理することが面倒になってしまうと、やらなくなってしまうので、
できる限り効率化するのと、あまり銘柄を増やしすぎないことは、
継続する上で少し大事と思いますので、是非参考にしていただければと思います。